【レビュー】『ファミコンリミックス ベストチョイス』

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はじめに

ファミコンリミックス ベストチョイス』は任天堂より2015年8月にニンテンドー3DSで発売されたミニゲーム集です。Wii Uにて2013年から2014年にかけて発売された『ファミコンリミックス』『ファミコンリミックス2』に収録されたゲームから厳選したゲームを収録しています。

ちなみに私はWii U版『ファミコンリミックス』『ファミコンリミックス2』はプレイしていません。

ゲーム内容

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ファミコンで発売された任天堂のゲームの一場面を、お題にそってクリアしていくミニゲーム集です。
例としては、配色が白黒になった『スーパーマリオブラザーズ』や、テレサの大軍に襲われながら『星のカービィ』のウィスピーウッズを倒したりとやりたい放題です。
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収録されているゲームは十数作、ステージは250ステージです。
また本作では初代『スーパーマリオブラザーズ』を高速化した『スピードマリオブラザーズ』や与えられたミッションでスコアを競うChampionshipsモードも収録されています。

レビュー

良かった点

テンポよく解放されるミニゲーム

新しいミニゲームの解放速度が速いです。各ゲームのミニゲームであれば、一つクリアするごとに新しいミニゲームが解放されますし、それを2、3個クリアすることでリミックスされたミニゲームを遊ぶことができます。非常にテンポが良いので、やめどきがみつかりません。
ちなみにどうしてもクリアできないミニゲームがあったとしても、何度かプレイすることでそのゲームをスキップできるようになります。苦手なゲームがあった時にありがたい配慮ですよね。

上手なアレンジ

ミニゲームはどれも一癖二癖あるものばかりです。ミニゲーム間の使い回しは多少ありますが、ワンパターンにならないよう上手にアレンジされています。「また同じことの繰り返しか」と感じることは少ないです。

原作への新たな魅力の発見

存在は知っていても、これまでプレイしたことの無かったゲームに触れる良い機会になりました。ミニゲームが楽しく遊んでいるうちに、「原作をちゃんとプレイしてみたい」という気にさせられます。バーチャルコンソールの体験版のような位置付けとしても、楽しめるでしょう。

気になった点

収録作品への解説が欲しい

本作には原作のオリジナルルールでのプレイや解説などは収録されておらず、その作品自体を楽しむことやどのようなゲームなのかを知ることはできません。
そのため、その元となっているゲームをよく知らない場合、プレイしていてもいまいち没入感に欠けます。原作を収録することは難しいにしても、せめてどのようなゲームなのかを知るために解説くらいは欲しかったなと思いました。

まとめ

ミニゲーム集としてみればとても良い出来です。ただし原作をそのまま楽しむことができるモードは存在しないので、その点はお気をつけください。あくまで「リミックス」集です。

レビュー:★★★★★★★☆☆☆

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