はじめに
『ハゲタカのえじき』は1988年にラベンスバーガーより発売されたカードゲームです。日本では現在メビウスゲームズより発売されています。
ゲーム内容
プレイ時間:15分程度(目安)
プレイ人数:2〜6人
各プレイヤーが手札の数字カードを使って、ハゲタカカードを取り合います。
ターン毎に各プレイヤーは手札から任意の数字カードを場に伏せます。全員が出し終わったら一斉にオープンし、その中で一番高い数字カードを出したプレイヤーが場の中央にあるハゲタカカードをとることができます。このハゲタカカードには点数が書いてあり、最終的にこの点数の合計が一番高いプレイヤーが勝者となります。ただし、ハゲタカカードがマイナスの点数である場合には、逆に場に一番低い数字カードを出したプレイヤーがそのマイナス点のハゲタカカードをとることになります。
また特徴的なルールとして、バッティングがあります。もし一番高い数字カードを出したプレイヤーが複数いた場合には、双方とることができず、その次に高い数字を出したプレイヤーがそのハゲタカカードをとることになります。マイナス点の場合には逆になります。
レビュー
良かった点
「バッティング」による盛り上がり
たとえ場の中で高い数字を出していても、他の人と被ってしまえば、二人ともポイントが獲得ができないというルールはかなり理不尽に思えますが、これによって相手の出すカードを予測し、その上で自分のカードを選ぶ駆け引きが生まれます。必ずしも、一番高いカードを出せばポイントが稼げると言う訳ではないのです。また意図したバッティングのみならず、意図しないバッティングが発生すると盛り上がりますね。
シンプルなルール
各々の戦略はもちろんあるとは思いますが、ルール自体は非常にシンプルです。すなわち、「高い数字を出した人がその場のハゲタカカードをとることができる(マイナス点の場合は逆ですが)」ことさえ覚えておけばプレイできます。初心者経験者問わずに楽しめるのがいいところです。
コンポーネントの管理がしやすい
使用するのが15枚のハゲタカカードと各プレイヤー人数分の数字カードのみなので、プレイの準備をする際は数字カードのセットを渡せばよいだけですし、プレイ中に自分の数字カードが他のプレイヤーのカードと混ざったりシャッフルをする必要もないので、すぐに次のプレイに進めます。
おわりに
私の感覚ですが、このゲームは3人でプレイする時が一番盛り上がる気がします。他の二人にバッティングをさせて自分が漁夫の利を得る、という戦術が当たった時がアツいですね。結構3人でも十分に楽しめるゲームって少ないと思うので、少人数であってもぜひプレイしてみてください。
点数:80点
- 出版社/メーカー: メビウスゲームズ
- メディア: おもちゃ&ホビー
- 購入: 4人 クリック: 6回
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