【レビュー】『妖怪ウォッチ』

妖怪ウォッチ

はじめに

ニンテンドー3DS用ゲームソフト『妖怪ウォッチ』はレベルファイブより2013年に発売されたRPGです。
後にシリーズ化、アニメ化や映画化され、レベルファイブの代表作の一つとなりました。

ちなみに私は本作がシリーズ初プレイです。

ゲーム内容

ひょんなことから「妖怪ウォッチ」を手にいれた小学生天野ケータが、妖怪執事ウィスパーと共に町の住民の悩みや謎を解明していく、というストーリーです。
戦闘システムが少し変わっていて、オートで戦闘する妖怪たちを見ながらプレイヤーが要所要所で指示をだすというものになっています。妖怪たちは基本技を繰り出し続け、超必殺技を出したり、別の妖怪と入れ替えたりという操作はプレイヤーが行います。

レビュー

良かった点

妖怪と人間が共存する世界というコンセプト

「妖怪と人間は友達になれる」なんて夢みたいです。多彩な妖怪たちを仲間にして妖怪図鑑を埋めていくのは自分の友達が増えていく感じがして楽しいですね。妖怪と人間の共存って結構ありふれたテーマだなと思っていましたが、まだまだ掘り下げられることができるようです。

フィールドの作り込みの細かさ

このゲームは規模がそれほど大きくありません。せいぜい町一つプラスα程度です。これは世界をまたにかけて旅をするRPG(『ポケットモンスター』シリーズや『ドラゴンクエスト』シリーズなど)に比べると物足りなく思えそうですが、その分、町の作り込みは半端ないです。駅前や商店街、路地裏など新興住宅地の雰囲気が良く出ており、シナリオから離れて町を探索するのが非常に楽しいです。サブクエストをこなすことで「こんなところもあったんだ!」など新たな名所?を発見することもできます。

飽きない戦闘システム

戦闘システムが3DSの下画面をうまく活用していた点が良かったです。くるくる画面を回してその時々にあったフォーメーションを組んだり、回復したり、お祓いしたりとなかなか忙しいです。また戦闘を早送りできるのも楽でしたね。レベル差のある戦闘は早送りするだけで終わらせられます。その時々にあったプレイングができることが非常に優れていました。

良くなかった点

敵妖怪を仲間にしづらい

戦闘で勝利した時に敵妖怪を仲間にできることがあるのですが、この確率が高くないので手間がかかります。一応アイテムをあげることで確率をあげることはできるようですが、それにしたって確率は低いです。図鑑完成の作業が思うように進まない点が辛いところでした。

まとめ

RPGとして良くできています。「冒険できる世界を広げる」のではなく、「一つの町をつくりこむ」という逆転の発想が成功を納めたのだと思います。やり込み要素も豊富ですし、RPG好きにはオススメできる作品だと思います。

レビュー:★★★★★★★★☆☆

妖怪ウォッチ - 3DS

妖怪ウォッチ – 3DS

タイトルとURLをコピーしました