はじめに
『狩歌』はゲームサークルXaquinelより2016年春に発売された作品です。日本古来の遊び「狩歌」に音楽という要素を追加した作品です
- 出版社/メーカー: Xaquinel
- メディア: おもちゃ&ホビー
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※現在品切れ中。以下の店舗では取り扱いがあるようです。
狩歌 取り扱い店舗 – xaquinel – Medium
ゲーム内容
プレイ時間:15〜30分程度(目安)
プレイ人数:2〜8人
プレイヤーが選択した音楽の歌詞に出てきた単語と同じ単語が描いてあるカードをフィールドからとっていき、その枚数を競います。
札には「恋」「夕焼け」といったような”J-POPによくあるフレーズ”が書かれており、それが流れた段階で取ることができます。プレイ後、各プレイヤーが獲得した札記載のポイントを合計し、その中で一番高いポイントを獲得したプレイヤーが勝利となります。
レビュー
良かった点
「あるあるネタ」をカルタに落とし込んだオリジナリティ
ありふれたフレーズばかりとよくネタにされてきたJ-POPの歌詞をカルタと組み合わせることで見事にゲーム化したのは発想の勝利と言えます。
説明段階で「面白そう!」と感じるゲームってすごいですね。ルールも明快で、どんな状況でもプレイできます。
選曲の楽しさ
プレイヤーがJ好きに選曲できるため、そのプレイヤーの好みによってゲーム展開が大きく左右されます。
J-POP、特に恋愛ソングをかけると非常に白熱しますし、洋楽をかけると、「へえこの人はこういう曲が好きなんだな」なんてそのプレイヤーの新たな趣味を見出せます(英語が書いてあるカードは無いのでゲームは進みません)。
このゲームは、なんといってもその曲の歌詞を知っている人が強いので、勝ちたければ自分がよく聴く曲をかければ一発です。それも戦略ですね。
豊富な歌詞
一セットに100種類の単語が書かれた札が入っているため、随時入れ替えていくことでプレイの新鮮味を保つことができます。
この点は取る札が固定されているかるたとは異なる点ですね。
気になった点
スコア算出が大味
スコアは基本的に、「取った札ポイントの合計」と特定条件でのボーナスで産出されます。しかし、BGMやその場にある札に依存するルール上、公平にスコアを競い合うのは難しい気がします。
まとめ
日本古来のゲームかるたを現代風にうまくアレンジした点が見事。
まさに「こういうゲームがしたかった!」と思わせてくれるカードゲームです。
少人数でも多人数でも盛り上がることができる作品です。
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